ヘモグロビンa1cの基準値は?糖尿病に注意

現代における生活習慣病の中で最も大きな問題となるのが糖尿病です。血糖値を下げる能力を失った状態である糖尿病では、毎日薬を飲みながらさらに食事制限を続けなければなりませんし、数々の合併症にも悩まされることになります。一度発症してしまった糖尿病は基本的に根治させることができないため、予防が何より重要です。そしてそのためには血液検査などで様々な指標をチェックすることになりますが、ヘモグロビンa1cは重要な指標の一つです。

 

糖尿病が何故体に悪いのかというと、血中の多量の糖がタンパク質と結合し別の糖化合物へと変化させてしまう「糖化反応」を引き起こすからです。ヘモグロビンa1cも糖化反応によって糖と結合したヘモグロビン(グリコヘモグロビン)の数値であり、これを調べることで実際に血中でどの程度糖化反応が起こっているのかを推定することができるわけです。ヘモグロビンa1cが糖尿病リスクを知る上で都合がいいのは、過去1〜2ヶ月間に渡っての血糖値推移を伺うことができる点です。血糖値は直前に食事を取ったり、あるいは食事を取らずに運動したりするだけで大きく増減してしまい、一定の条件下で測らなければ意味が無いのですが、ヘモグロビンa1cは直前の食事や活動に影響されないため、より精度が高い指標とできるのです。

 

日本糖尿病学会におけるヘモグロビンa1cの評価は以下の通りです。
優:〜6.2%
良:6.2〜6.8%
可(不十分):6.9〜7.3%
可(不良):7.4〜8.3%
不可:8.4%〜

 

ヘモグロビンa1cを下げるには?

 

ヘモグロビンa1cは血糖値とリンクして上下するのですから、ヘモグロビンa1cを下げる方法とは血糖値を低く保つ方法に他なりません。糖尿病の予防・治療がそうであるように、生活習慣の改善を基本として地道な対策を行っていくこととなります。

 

まず、何はなくとも食事によって血糖値が急上昇しないよう、食事の内容を考えることが必要です。まだ糖尿病になっていない、つまり血糖値を下げる能力が失われていないならば、糖質摂取量を極端に控えずとも血糖値が一気に上がらないような食事を心がけるだけで十分です。例えば同じ主食でも精米よりGI値の低い玄米・胚芽米などを取り入れたり、主食と食物繊維の多いおかず・野菜は必ずセットにするなどで、ヘモグロビンがグリコヘモグロビンへと糖化してしまうことを防げます。逆に、糖尿病になってしまったらこのような工夫ではもはや不十分で、糖質制限をするしかなくなりますので注意してください。

 

運動もまた重要な要素です。上昇した血糖値は運動によって速やかに消費されますし、筋肉中の糖質が枯渇していれば血糖値が上がる前に筋肉へと糖質が補給されるためです。一般的に健康のための運動というと有酸素運動が勧められますが、血糖値を下げるという観点では糖質を燃焼させる無酸素運動も効果的です。ただし無理をして怪我をしないよう、負荷の調節は重要です。

 

これらの生活習慣改善と共に、サプリを併用するとより効果が得られやすくなります。どうしても食事や運動だけで血糖を下げようとすると辛くて挫折してしまう人が出てきますが、サプリを組み合わせてみるみる効果が現れれば、モチベーションも保ちやすいでしょう。

 

ヘモグロビンa1cを下げる食事

 

糖尿病に罹患し血糖値を下げる薬を飲んでいる段階になると、食事もただただ制限せざるを得なくなり工夫して食事を楽しむことさえままならなくなっていきますが、そうなる前の糖尿病予防や予備軍の段階ならば、工夫次第で食事を楽しむ余地はまだ残されています。ヘモグロビンa1cも食事の工夫で十分に下げることができますので、体に優しい食事の仕方を実践していきましょう。

 

血糖値を下げる能力……つまりインスリンの分泌とその働きが正常である限り、インスリンを分泌する膵臓への負担の観点からは、糖質を減らすことと糖質の吸収を緩やかにすることは同じような意味を持ちます。つまり、糖質を制限しなくても吸収が緩やかならば血糖値は上がりにくいのです。例えばタンパク質は3大栄養素の中で最も消化・吸収に時間がかかる栄養素で、糖質と同時に摂取することで吸収のペースをかなり遅くしてくれます。食物繊維はそもそも人間の消化酵素で消化できないため、やはり糖質の消化吸収を阻害します。具体的には、赤身の肉や大豆製品全般、そして繊維の豊富なキャベツ・レタスなどの葉物の野菜をご飯や麺類などのうどんと組み合わせることで、主食の量を特別に制限することなくヘモグロビンa1cを下げることができるでしょう。

 

また、血糖値を上げにくくするには食事の仕方も重要です。空きっ腹にお酒を飲むと急速に酔いが回るように、他に消化するものが胃にない状態で糖類を摂取すると急激に消化吸収され血糖値が急上昇します。繊維の多い野菜サラダを主食に先立って食べるなど、糖質を集中的に摂取しない・吸収速度が速まるような食べ方をしないという点を意識しましょう。

 

ヘモグロビンa1cを下げる飲み物

 

血糖値やヘモグロビンa1cを下げるための対策の中心は食事になりますが、食事ばかりで対応しようとすると時にはストレスを感じてしまうかもしれません。そこで、糖の吸収や代謝に作用する飲み物なども取り入れてみましょう。身近な飲み物の中には糖の燃焼を促進させたり吸収を妨げるものがたくさんあるのです。

 

まず、嗜好品の中でもっとも代表的と言えるのがコーヒーです。コーヒーのカフェインには基礎代謝を上げBMIを下げる作用があることが明らかになっており、そのため脂肪燃焼効果がよく取りざたされますが、糖質の燃焼にも役立ちます。コーヒーを飲んだ後に運動するとより効果的ですが、買い物に出かける程度でも糖質の燃焼がかなり促進されますので、出かける前にコーヒーを飲むことを習慣にするといいでしょう。

 

日本人にとってコーヒーと並んでメジャーなのが緑茶ですが、緑茶にも糖に対する作用があります。緑茶の健康成分として有名なカテキンは糖の吸収を阻害するため、糖質摂取に先立って緑茶を飲んでおくと実際の糖質吸収率が低下します。これは血糖値・ヘモグロビンa1cの上昇を抑えるだけでなくダイエット的な意味合いでも重要な効果です。

 

少しマイナーどころではシークワーサーも糖尿病対策に役立つ飲み物として一部で有名です。シークワーサーには植物性フラボノイドやポリフェノールが極めて豊富であり、フラボノイドの一種であるノビレチンには血糖値や血圧上昇を抑える効果があることが実験でわかっています。糖対策の心強いパートナーとなってくれるでしょう。

 

ヘモグロビンa1cを下げるサプリ

 

生活習慣の改善は中々難しい、思うようにいかないという人や、値が悪いために早急に改善させたいという人はサプリを活用することをおすすめします。糖対策サプリは当然ながら糖質の吸収を抑えたり燃焼を促進させたりする働きに特化しているため、非常に効果的です。

 

まず、糖対策サプリに定番の天然素材と言えば田七人参です。田七人参とは高麗人参などと同じオタネニンジン属の薬用植物のことで、野菜として流通している人参とは全く別種の生薬です。田七人参はオタネニンジン属の植物の中でも極めて豊富なサポニンを含有しており、これが脂質や糖質の吸収抑制・血中の糖質やコレステロールの低減などに強く働きかけます。希少な生薬ですが、ヘモグロビンa1cを下げるためには第一に選択肢として考えたいものです。

 

ピニトールも糖対策サプリ素材としては比較的よく用いられるものです。これはアイスプラントなどの一部の葉野菜などに含まれる天然物質で、筋肉が糖を燃やしてエネルギーを生むための糖の受け入れ口となるグルコーストランスポーターの働きを高めることで、糖の燃焼を加速させる働きがあります。近年注目されている成分であり、これから採用サプリはどんどん増えていくことでしょう。

 

日本でも広く生産されている糖対策素材としては菊芋があります。菊芋には糖の吸収を特に抑制する食物繊維の一種・イヌリンが極めて多く含まれており、血糖値の上昇を抑制する効果が高いのが特徴です。さらにこのイヌリンは腸内善玉菌のえさにもなるため腸内環境改善にも役立ち、幅広い健康効果を有し、菊芋サプリも数多く商品化されています。